片づけサポートのその後 子どもの片づけ 親の見守り

子どもの片づけは
子ども自身でできるようになってもらいたい。
そう思ったことありますか?

自分らしい暮らしを選ぶための
気づきをお手伝いする
新百合ヶ丘のライフオーガナイザー®
大村純子(おおむらじゅんこ)です。

以前に片づけをサポートしたお子さんの
アフターフォローへいってきました。
参照:オーガナイズ記録2~左右脳の仕組み~

お母さんの話によると

自分でできるようになった片づけを
最近になってやらなくなってしまった。

時期を同じくして作業をしたお姉ちゃんは
今でも問題なく片づけをしており
(二人の部屋は一緒です)
参照:オーガナイズ記録1~右右脳の仕組み~
弟くんが部屋を片付けないので
一緒の部屋で遊べないと
嘆いているとのことでした。

学校から帰宅した弟くんと部屋へいってみると

床にモノはあるものの
収納棚は以前の状態から
あまり変わっていない印象。

作業を始めてみると
迷わず定位置にモノを戻す弟くん

その点をみても弟くんは
片づけられないわけではない。

しかも定位置が決まっているモノは
そこまで散乱していなかった印象で

それよりも彼が作った作品類を
ひとまとめにしたら
あっという間に空間が片づきました。

子どものモノで増えていくものは
”おもちゃ”だけではないもの。

石も拾うし、作品もつくる、絵も描くし、
折り紙で作ったモノだってたくさん。

そういった作品などの一時置き場を設けてあげる
(しかも出し入れしやすい仕組みにすること)

モノ作り大好きな時期に
その一時置き場は活躍してくれるのです。

我が家の娘たちを見ていても
置き場を設置する重要性を実感しています。

もう一つ彼が作った作品と言えば

片づけられずそのままになっていた
ブロックの作品たち
崩したくないらしく
しばらくそのまま置いてあったとのこと

この日一緒に崩してボックスに戻しました。
不思議なもので、
一定の時間を経ると
手放せるものが出てくるのですよね。

弟くんと作業をして思ったのは

作ったモノに思い入れが強いぶん
手放すことや片づけることが優先順位として
低くなるのかもしれないということ。

本人にしてみれば
なぜ片づけなくちゃいけないの?
って感じなのだろうけれど。

ブロックを例に考えると
片づけることを
「せっかく作った作品を壊す」
と考えるのか
「新たな作品を作る準備」
と考えるのかでは違う。

作ったモノが大切である
弟くんの場合は前者の見方。

それが悪いとかではなくてね、
後者のような
こんな考えもあるんだよを提示しながら
その子に考えてもらう。

片づけを子どもに任せるってことは
その子が考える力も必要なこと。

その後、弟くんは片づいたスペースで
お姉さんと楽しく遊んだとのことでした。
ほんとによかった。

そして何よりも
弟くんの変化に気がついて
何とかしようと行動したお母さん

収納の改善案まで相談してくれました。
子ども達の向き不向きまで
行動特性をよく理解していて
こちらがなるほどね~
と感心してしまいました。

親の見守りって要ですね。
そう思ったアフターフォローでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

子どもの片づけは
自分でできるようになってもらいたい

そう思っているのであれば
やることはざっくりと

1その子に合った仕組みを作ること
2”片づけをやってあげる”を手放す覚悟をすること

だと思っています。

1はプロに依頼するのもあり、親がやるのもよし
2に関してはプロの代行が不可能なところ
(アドバイスはできますが)

最初から子ども達だけでやる
それはちょっと無理な話です。
出来るようになるための
ステップを踏んでいくこと。

この件に関してはまた後日にでも説明します。

→参照:子どもに片づけを任せるステップ

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