家族の距離が縮まるお片づけ【家全体の片づけ】

N様邸 片づけ大賞2018「準グランプリ」受賞 発表事例

お客様:ご夫婦(奥様・旦那様)
片づけ作業:コンサルティング2時間
作業:1回3時間×5回以上
依頼内容:一戸建てへの引越しを機に共有部分の片づけ作業のご依頼

仕事・家事に子育てと、その多くをひとり抱えながら頑張ってきた奥様。そこに限界を感じ、この状況をなんとか変えたいとの強い思いが今回の片づけご依頼の背景にありました。

初回ご訪問日:コンサルティング(2時間)

引越し後に現状とご希望をうかがうために設けたコンサルティング(ヒアリング)がご訪問初日。
片づけのプロがこれから家に来ること奥さまから聞いた旦那様は「勝手に家を片づけられる!」と不安になり急遽会社をお休みされてご在宅でした。

プロとの片づけに懐疑的だった旦那様も一緒に初日コンサルを行えたことが後の片づけで大きな変化をもたらしました。(片づけ大賞ではその旦那様が一緒に登壇してくださりました)

「モノは少なめ」な現状、
「モノを増やしたくない」という思い
繰り返してきたリバウンド
奥様への家事負担の集中
という現状が明らかになりました。

確かに、所有しているモノの量に対して収納スペースは充分に足りているご様子。

所有するモノの量は少ないけれど、どのようにモノと向き合っていいのかわからない(どう整理したらいいのかわからない)モノをコントロールできていないことからくる、片づかない不安をお持ちでした。

価値観の違いを実感した片づけ作業

コンサル初日、旦那様から「実際の作業を体験してみたい」とのご要望をいただき、お二人が使用する場所:キッチン(一部)での片づけ作業を体験していただくことにしました。

これがご夫婦の使い勝手の違いや考え方の違いを実感していただけるチャンスとなりました。
(価値観の違いがあると頭でわかっていても、実際にその違いを実感できる機会ってあまりないと思います)

~旦那様より~
今までは、私が部屋を掃除したり配置換えしたりすると、必ずといっていいほど妻が手直しをする、私が機能や空間活用のために考えた配置をすぐに壊されたりとその逆パターンもあり、夫婦で空間活用の感覚が違っていました。
以前ならそれに対して腹を立てていたのですが、大村さんが最初に夫婦の性格、感覚のチェックをしてくれて夫婦でもまったく違う感性であることなどを指摘してもらったので今では相手の感覚でやっているからと穏やかな目で見れるようになった気がします。当然、こちらも言い分を言いますが相手の気持ちを確認しながらできるようになったと思います。

片づく仕組み作り

奥様とのリビング収納片づけ作業

空いているところに所有しているモノをなんとなく詰めていたそんな状態からリビング収納に置くのにふさわしいモノを選び取っていきモノの定位置を決めていきました。


リビング収納BEFORE


リビング収納AFTER

写真だけではわかりにくいのですが、ついつい溜まりがちになるモノは一目でその量を把握できるよう視覚に訴える仕組みをつくり、これまで自分のことは後回しにしがちだった奥様の趣味のモノが手に取りやすい仕組みを採用しています。それは、少しでも片づけにとらわれずに自分の好きなことをするそんな時間を増やすための仕組みでもありました。

選ぶ勇気が持てました

奥様との片づけ作業

多数回にわたる片づけをサポートしていると、お客様がモノを選び取る基準ができてきたなと感じる瞬間に立ち会うことがよくあります。思い出の品を選別していた時のこと。奥様に基準ができてきたと感じさせる瞬間がありました。それは、ずっと処分したいと思いつつも決めることができず、新しい家まで持ってきてしまっていたモノを手放すと決めた瞬間でもありました。

それは自分の考えでモノを選び取れたという大きな自信となったようで後日この瞬間を振り返って「モノを選び取る勇気が持てました」とおっしゃっていた奥様。この日を境にして片づけの作業ペース(モノの選別)がぐんと早くなっただけでなく、奥様の表情が別人のように明るくなっていったのが印象的でした。

リビングが激変した

旦那様と奥様とご一緒の片づけ作業


これまでリビングに置かれていた家具はすべて移動されてリビングには何もなく広い空間が出来上がっていました。

前回お伺いした日は確かにリビングに家具があったので、驚いてご夫婦に聞いてみたところ、「夫婦で話し合ってみたら、リビングはこうあるべきという一般的な考えにとらわれていたことに気がついたので自分たちの理想の形にしてみました」との答えが返ってきました。

奥様だけに家事が集中し、心がつらくなってSOSを出していた状態から、ご夫婦が話し合ってご自分たちの理想の暮らし方を実践している状態へと変化されたのです。

現在ではリビングに卓球台がおかれています。

それは、私がアドバイスしたわけでなく家族がどうありたいのか・どう過ごしたいのか自分たちを軸とする考え方で
現実にしていった理想の形でもありました。

作業を終えて

~事後アンケート、奥様の感想より~

ご依頼前の状況はどのような状況でしたか?

何をどこに収めるか見当がつかず雑然としておりました。

・片づけを依頼したことで何が変わりましたか?

出したものを少ない労力で片付けられるようになり今まで片付けに使っていた時間を自分の時間に充てられるようになりました。

ご要望、改善点やその他ご感想があれば教えてください。

今回の片づけを依頼して本当によかったです。

自分と物と人との付き合い方がやっとわかってきた気がします。物を捨てていく時に、自分にとって何が本当に必要なのか選ぶ勇気が持てた気がします。そして、何故今まで片付けが苦手だったのかその理由がこの年でやっと気づけました。

一人では決して出来なかったことです。

純子さんに依頼できて本当によかったと心から思っています。これからは、肩の力を抜いて生きていきたいなあと思っています。

依頼してよかったことは何ですか?

大変な時は、人に頼ってもいいんだという気持ちになれましたし、苦手なことを無理にする必要がないと思えて気持ちがとても楽になりました

~事後アンケート、旦那様の感想より~

ご依頼前の状況はどのような状況でしたか?

ある程度片付けてはいたが統一感や整理されたという感じではなく引っ越しで持ち込んだものが箱からでて適当に収納に入っているという状態でした。

夫婦で少々途方に暮れている感じがありました。整理はするけど雑然としている…そんな状態でした。

片づけを依頼したことで何が変わりましたか?

収納に対しての意識が変わりました。以前はただ片付ければいいとか、見た目がすっきりすればいいとか、収納の中はとりあえず物が収まっていればよい、隙間があれば入れるという感覚でしたが、アドバイスをしてもらって、収納の中こそ整理整頓。

目的別とか分類別とかちゃんと分けてかつすっきりと収めるということが大事ということを知り、そう意識するようになった。

依頼してよかったことは何ですか?

大村さんが来てくれたおかげで、夫婦間での収納の意識のすり合わせができるようになった。
それから、ただ捨てて綺麗にしようというものではなく、ちゃんと分類していけば捨てなくても整理していけるということが分かった。

ご要望、改善点やその他ご感想があれば教えてください。

一番は妻の笑顔が増えた。なんかすっきりした表情になった。とってもくつろいでいる雰囲気が伝わってくる。

新居へ引っ越した時にリビングには何もない状態で、ソファー入れようかとか空間があると何かを入れたくなる気持ち、ものを入れることが空間を活用することみたいな先入観がありましたがそれは違うのではないかと気づかされました。

空間を広々と使えるように何もない状態を維持するということも空間の活用方法の一つだと。そのために物を収納に綺麗に入れる。収納にも余裕を持たせて空間を作っておく、収納内も動線の確保。などなど、大村さんのアドバイスや実演で多くのことに気づかされました。

その他のBEFORE&AFTER写真


物置BEFORE


物置AFTER


廊下収納BEFORE


廊下収納AFTER

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この記事を書いた人

家族の片づけコンサルタント

モノ・自分の整理を通じて自己肯定感を底上げし、幸せを実感できる家族を増やしたい♪

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