子どもの火傷 湿潤療法の経過

今日、娘の火傷治療で通っていた病院の先生から
「キレイに上皮化(新しい皮膚ができた)できたし
このままケアして多少の時間はかかるものの
普通の皮膚になっていきますよ」
とおっしゃっていただき娘の火傷通院は一応終了となりました。

こんばんは。

新百合ヶ丘のライフオーガナイザー®
大村純子(おおむらじゅんこ)です。
(ライフオーガナイザーって何?の人はこちらを読んでね
https://watashinoerabukurashi.com/archives/25054397.html

10月末に湯たんぽのお湯漏れで
おしりに火傷をした長女

その時のブログがこちら
タイトル:ショックです…湯たんぽで火傷

https://watashinoerabukurashi.com/archives/26419628.html

火傷を負った日から今日までの
湿潤療法(モイストケア)の治療による
経過をまとめてみました。

10月22日(当日)
直径5センチほどの火傷
最初の緊急でⅡ度の熱傷という診断

10月23日(1日経過)
湿潤療法による治療を開始

プロペトを患部に塗って
プラスモイストで熱傷部分を覆い
防水フィルムで包み込むように固定する方法




熱傷部から出る滲出液が多いので
朝にプラスモイストを交換し
学校から帰宅して交換し
お風呂上りに交換する状態

(湿潤療法はこの滲出液を保って
湿った状態にすることで傷を早く治す方法です)

10月24日~26日(2~4日後)
見た目に黄色っぽい膜が熱傷部を覆うようになった
新しい皮膚が出来たのかと思ったが
シャワーで剥がれるので調べてみたら
どうやらフィブリン膜と呼ばれる
浸出液が固まったものらしい。

シャワーは痛むらしく
おそるおそる浴びていた状態。

また、夜寝ている間も滲出液が多くしみ出し
毎日シーツにシミをつくるほどだった。
(タオルなどを敷くとよい)

10月27日(5日後)
熱傷部の外側が赤くなってきた
(皮膚ができてきた)

10月28日(6日後)
固定フィルムの粘着部がかぶれて
痒がるようになる

10月30日(1週間後)
受診
ハイドロコロイド被覆材(キズパワーパッド類)へ切り替え


テープ類にかぶれやすい娘
先生もその点を考慮してくださり
ハイドロコロイド材に切り替えることに

こちらを熱傷部にのみ貼り付ける
傷の部分がすぐに白くなる(浸出液に反応)ので
こまめに取り換えるようにする
(学校にも持たせて貼り換え)

10月31日~11月6日(1週間~2週間)
傷の部分は周りから上皮化がすすんでいるが
傷のまわりのかぶれた部分が痒そう
かぶれ部分のダメージの方が跡になり
熱傷部分よりも目立つほど


11月7日(2週間後)
受診
上皮化している部分が多くなってきている
中心部の上皮化していない部分のみ
引き続きハイドロコロイド材で覆う

白く膨らむ反応が無くなったら
ハイドロコロイド材をやめて
プロペトでの保湿のみで良いとの指導をいただく

11月15日(約3週間後)
ハイドロコロイド材も
ほとんど白くならなくなってきたので
止めるタイミングを見ている状態だが
上皮化した部分が一部傷になって
出血しているのをみつける

11月22日(約4週間後)
受診(かさぶたの治療開始)
この時にはハイドロコロイド材は使っておらず
プロペトでの保湿のみの状態

上皮化した部分で出血した部分が
固くなっていることを相談すると
どうやら出血してかさぶたになっているらしいとのこと

再びハイドロコロイド材をかさぶたの上から貼り
かさぶたの部分を治療することに

同時にプロペトでの保湿の指導をいただく

患部をプラスモイストで覆うようにして
軽く蓋をするようにするか
こまめにプロペトを塗るようにするとよいとの事

何かで軽く覆うことを試みたいのだが
なにせテープかぶれを起こしやすい娘

先生が提案してくださったのはなんと
絶縁テープ(ビニルテープ)
一番皮膚にはやさしいのだとか。

帰宅して絶縁テープを試してみたが
絶縁テープでもかぶれてしまった娘

もはやこまめな保湿しかない

かさぶたは
一日でキレイに剥がれ落ちました
そこから数日皮膚ができるまでは
ハイドロコロイド材を使用しました。

12月に入るころ(5週間後)には
皮膚の色の違いがあるものの
新しい皮膚で覆われている状態となりました。

そして最後の受診となった今日(12月8日)
先生に状態を確認していただきました。

娘の新しい皮膚は赤いところと
黒っぽいところがあります。
これは火傷の深さの違いだそうです。

普通の皮膚は肌色ですよね。
これは角質などが積もっているからなのだそう。
それに対し、新しい皮膚は赤みがあります。
この赤みのある皮膚が普通の皮膚と
見た目が同じようになるのに
3か月はかかるそうです。

かぶれで跡になってしまった個所も

日が経つにつれ薄くなっています。

火傷といえば跡が心配になるものです。
私は下の娘の軽いやけどの時に
湿潤療法を行っている先生に
お世話になっていたこともあり
今回の火傷でも、
「大丈夫、きっと大丈夫だから」と
娘と自分に言い聞かせることができました。

湿潤療法、ネットで調べるとたくさん出てきます。

ただ、娘のようにかぶれやすかったり
上皮化した部分が傷ついてかさぶたになったり
そんなこともありますし、
しっかりとした医師の指導の下で行うと安心です。

皆さまには起きてほしくないけれど
こんなこともあるのだと知っていただけて

火傷が跡に残るかなと心配されている方に
少しでも参考になればいいなと
ブログに記録を記載いたしました。

冬は暖房器具の出番が多く
その分、火傷の危険性も高くなります。

皆さま、どうぞお気をつけて
安全に暖をとって冬を乗り越えましょうね。

2018.05.25追記
数ヶ月前に別件で皮膚科を受診した際
火傷の箇所を先生に見ていただきました。

その際、皮膚科の先生からも
『キレイに治療できている』
とおっしゃっていただきました。

今回の火傷の治療は
皮膚科ではなく、湿潤療法を取り入れている
整形外科の先生にお世話になっておりましたが

皮膚科の先生曰く、皮膚科でも今では
湿潤療法を取り入れているのが普通に
なっていますよとおっしゃっていましたよ。

娘は現在もお風呂上がりに
プロペトを塗って保湿をしています。
(習慣になっています)

今現在の火傷のあとは
随分とキレイに目立たなくなっています。
(火傷の場所が場所だけに
写真でお見せできませんが)

火傷はケアも含めて治すのに
時間がかかるものですが
しっかりケアすればここまで
目立たなくなるものだとほっとしています。

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