こうして綴ってみると
いとも簡単な旅立ち
に思えるかもしれないけれど、
実際は
準備の時から不安な気持ちがいっぱいで
(健康面が一番不安に感じた…)
ほんとに出発の時を迎えられるのかしら
と思っていたほど。
出発前日なんて一睡もできなかった。
「慣れ親しんだ所(コンフォートゾーン)から
一歩を踏み出す時は
不安をともなうけれど
そこから踏み出したら
学び(ラーニングゾーン)になるんだよ」
出発直前に受け取ったその言葉は
ストンと自分に入ってきて
「不安な気持ちのままでいい」
と思えて気持ちが軽くなったようだった。
“一歩を踏み出す前には不安がともなう。
それでも踏み出してしまえば不安は消えていく”
この経験から学んだこと。
あんなに不安だらけだったのに
いざ出発してみたら
不思議と不安だらけの心は
いろいろな感謝の心へ変わっていった。
10年ぶりのオーストラリア(メルボルン)滞在は
たった1週間だったというのに
観光客という感覚は全く無く
あたかもそこに住んでいるかのように
すぅっと溶け込めた感じがした。
年齢も職業も異なる友人達との
10年越しの会話には
自分を知る手がかりとなる
キーワードがちりばめられていた。
過去を懐かしく回想し
会わずにいた時間の出来事を話し
未来のやりたいことを語りあう
気心の知れた友人達との会話は
自分自身を客観視する手助けを担ってくれた。
たくさん笑って、たくさん泣いた。
悲しみの涙ではなく感謝の涙。
オーストラリアを去るときには
劇的な変化ではないものの
“オーストラリアで友人達と会う”という
自分との約束に応えられたことによる
達成感のような、自信のようなものが
気持ちの余裕といったかたちで
感じられるようになっていた。
自分が経験した人生の転機5~不安から始まった旅(後編)~
自分が経験した人生の転機6~気づきとともに~
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