こんにちは。
自分らしい片づけ方を選ぶサポーター
SEN選:ライフオーガナイザー®の
大村純子(おおむらじゅんこ)です。
大切な人とより良い関係を築くために
自分にできることってなんだろう。
毎月1回慶應義塾大の日吉キャンパスにて
開催されている全6回(無料)にわたる
パートナシップについての講義
幸せなパートナーシップについて考える講義シリーズ
幸福学・夫婦編
これまでの学びについては
こちらから読んでいただくことができます。
毎回多くの学びや気づきがあるこちらの講座
これまでの学びについての内容は
こちらから読んでいただくことができます。
第1講 前編
第1講 後編
第2講「しあわせの絆を育む愛情地図」
第3講「しあわせスイッチ」
第4講「愛情を伝える5つの方法」←今ここ
第5講 「大きな愛について考える」
第6講「スピリチュアティと幸せ」
先週末に受講した第4講は私が
パートナーシップについて学びたいと思った
きっかけでもある「愛情を伝える5つの方法」
結婚カウンセラーである
ゲーリーチャップマンの著書
「愛を伝える5つの方法」をテーマとし
パートナーシップについて考える講座でした。
少し前にこの本を読んで
私自身が救われた気持ちになったこともあり
今回の講座に参加して学びを深めることを
とても楽しみにしていたのでした。
講義は
「空気みたいな存在ってどういう意味?」
ということを考えることからスタートしました。
この質問、以前の私なら
「気をつかわずに自然体でいられる」
と答えていたと思います。
夫婦ならそうあるべきだと思っていたから。
でもね、これがなかなか上手くいかず
こうあるべきという「空気のような存在」
にはなれなくてもがいていたんですよね。
そんなもがきもあって
パートナーシップを学ぶうちに
気配り(意識)して関係が上手くいくだっていい
そう思えるようになって
空気のような存在=「なくてはならない存在」
でもあるのかなと考えるようになりました。
そんな自分の考えを隣の方とシェアした後
実際のアンケートの結果を見せていただくと
人によっては
肯定的にも否定的にも捉えられる
という結果が。
言葉も人によって捉え方が異なるように
愛情も人によって捉え方が異なるかも
と渡邊ご夫妻。
そして興味深い調査結果を
紹介してくださったのがこちら
出産・子育てをする夫と妻の差
子どもと同等あるいは
それ以上に配偶者に向けられる愛情は
妻:25% 夫:61%
出産すると夫よりも子どもに
愛情が向きやすい妻の現状
さらに、夫婦のコミュニケーションに
不満を感じている人ほどより子どもに
愛情を注いでいる割合が高いそう。
注目度合の差がズレを生みやすい
そんなデータ。
そして
お互いが相手に求めていることにも
ズレが生じているというデータ
産後の妻が求めていることと
夫が求められていると思うことに
こんなにもズレがあるんですね。
「妻の悩みや課題を解決してあげる」
という夫側の第2位の考えは
妻の上位7位にはランクインしていない
という事実を奈都子さんが紹介すると
会場がざわつきましたよ。
義さんもおっしゃっていたのですが
お互い求められるところにギャップがあると
「一生懸命やっているのに何がいけないのか」
「状況をみればやってほしいことがわかるはずでしょ」
なんてことになってしまいますよね。
こうなると、お互いは悪くないと思いつつ
ギャップがあるだけに残念なことになりますよね。
しかも、このギャップに気がつかないと
平行線のままになりがちですしね。
あぁ、わかる…。
そんな夫婦のギャップを解消するヒントになるのが
「愛を伝える5つの言語」
日本語を第一言語(母国語)として話す人に
中国語で話しても伝えたいことが伝わりにくいし
伝えたい内容を理解するには
その言語を学ぶ必要がある
というとこと同じで
人はそれぞれ、自分が表現しやすい方法で
愛を表現しており、その方法は異なるという。
人が愛情を表現する方法を5つの
愛の言語としてまとめたものがこちら
・肯定的な言葉(言葉にして言ってくれることで愛を感じる)
・クオリティタイム(一緒に何かをしてくれることに愛を感じる。その何かは重要でないとのこと)
・ギフト(モノに限らず、相手と会っていない時でもどれだけ自分を考えていてくれたかということに愛を感じるとのこと)
・サービス行為(相手が自分を助けてくれることに愛を感じるとのこと)
・スキンシップ(そばにいる時に触れられる関係であることに愛を感じるとのこと)
もちろん、自分が用いる表現方法が
パートナーと同じであれば
コミュニケーションの問題は
起きにくいのでしょうけれど
パートナー同士で同じ愛の一次言語を持つ方が稀で
一致しないことの方が多いとのことでした。
講義で5つの言語(表現)を確認するテストを
行った結果、なんと
前野隆司教授・前野マドカさんご夫妻は
一次言語が一致したのみならず
5つの順序までもが一致したという!
(あぁ、そうなんだ~となんだか納得)
講義ではテストをおこなって
一次言語を知ることができましたが
パートナーの一次言語を探るとき
「相手がどんなときに一番文句を言ったか」
を考えると手掛かりになりますよとのことでした。
英語でのテストはこちら★
(本には日本語のテストが記載されております)
ちなみに
私の一次言語は「スキンシップ」
この言語が私の一次言語だという
自覚もあるし、納得しています。
17年もの結婚生活振り返って思い出される
出産直後のエピソードは、私の一次言語が
スキンシップであることを示しているなと思うので
ご紹介しますね。
初めての出産の時、夫は海外出張で不在でした。
出産2日後に病院へ駆けつけてくれた夫を前に
母親になった戸惑いと不安で涙が止まらなくなった私
そんな私をとりあえず抱きしめてくれたことは
産後ブルーになりがちな時期を救ってくれたと
今でも思っています。
抱きしめる代わりに言葉をかけてくれていても
もちろん嬉しかったでしょうけれど
今でも忘れらないほどに嬉しいと思えたのは
私の一次言語がスキンシップだったからでしょうね。
私にとっては大事なスキンシップですが
夫の一次言語ではないと思います。
(夫はテストを受けたことがないのですが)
夫の一次言語はおそらく別の言語。
この違いを知ることができた時はじめて
旦那さんがいろいろ手伝ってくれるのいいよね~と
うらやましがられるような周りの反応とは裏腹に
自分がなぜ満たされないような感じがしていたのか
理解することができました。
夫がなぜ「一生懸命やっているのに…」
と言っていたのか理解できました。
夫もまた、満たされないでいたのだな
と気がつくことができました。
愛の表現が異なるものだなんて
思いもしなかったのですが
異なることを知ったことで
気が楽になることもありました。
お互いに違う表現をしていたということは
愛情を感じ取ることができにくかっただけで
愛情がないわけではないのだと思えたこと。
なにより、より良い関係にするために
具体策を講じるヒントが得られたこと。
講義では、よりよい関係のためのポイントを
次のようにまとめてくださっていました。
最も重要なのは
相手の一次言語を理解すること、とのこと。
愛のために、自分には困難と思われることでも
やってみるということ
そうすることがすなわち
「愛は選択」なのだということでした。
これまで表現方法の違いによって
相手に伝えているつもりでいた愛情は
相手に伝わりにくかったであろうということ。
それどころか、相手にとっての
愛情の一次言語に意識を向けずにいたことで
知らず知らずのうちに、相手を拒否している
なんてことになってしまっていたかもしれないこと。
そういう気づきがあったことで
『空気みたいな存在』=『気をつかわない仲』という私がこうあるべきとしていた理想から
『空気みたいな』=『なくてはならない』
になれるための行動を選択しよう
そう思えることができました。
義さんはご自身の夫婦関係を
養殖の夫婦と例えていらっしゃるのですが愛の選択をしてということなのですね。
その意味がよく理解できました。
(ちなみに前野ご夫妻のことを”天然の夫婦”と
例えていらっしゃいます)
そして、この5つの言語は
パートナーシップのみならず
親子関係や友人関係といった
人間関係全般に使えるそうです。
夫との関係のみならず
子どもたちとの関係にも
いかしていけたらと考えています。
いつも多くの気づきをいただく講座
周囲の方々と考えをシェアしあうことで
また新たな視点をいただいて学びを深められるのも
とても貴重な機会だなと参加する度に感じます。
“¥n”
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