子育てにおける三毒の反応 子どもに求めすぎ・イライラ対立・見ないふり ついついやりがちなそれらの行動の対応とは  

講座をしていて
子育てに困ることありますか?
と質問されることがあります。

子育てしていると、
これまで経験のない新たな問題に
ぶつかることも多々あります。

子どもが小さいときは小さいときなりに
大きくなったら大きくなったなりに
その時期なりの課題にも直面します。

かと思えば、いつも同じような展開と結末で
根本的なところが同じかもと
におわせるような問題もあります。

どんな問題であっても、
そのハードルを学びに変えていくためにも
気づきって大切なのだと思う日々です。

私も子育て真っ最中。

つい先日書いたブログ
子育てで気づいた自分の思いを
お伝えしておりました。
https://watashinoerabukurashi.com/archives/25348172.html

気がついたおかげで
状況は改善されました~

といいたいところだけれど
事態は悪化・・・

私、自分の気持ちには
気づいたはずだけと
それなのになぜ!?

この話、上手にまとめきれるかな…
長くなります…

結論から言いますと
子どものありのままを受け入れてなかった。

自分の気持ちに気づいたけれど、
子どものありのままを受け入れるどころか、
私はそのままでは受け入れられないから、
あなたが変わってね
というメッセージを送ってしまい
子どもが辛い状態になって
事態が悪化するという
とんでも事態になってしまったのです。

思い通りにならない時、
思いを伝えられない時
次女は床にひっくり返り、
バタバタします。

その姿を見た私は、
早く抱っこしてあげなさいと
言われている気がして
辛くなってきてしまう。

余裕があるときには
抱っこもできるのですが、
私が主にとってきた反応は、

またやってる~とイライラしたり、

やらせたいようにやらせておこうと
放っておいたり

こんなやりかたはだめよ、
こうしなさいと言ってみたりしました。

そんなこんなしていたら
バタバタが頻繁に発生するようになりました。

さすがにこの状況は親子ともども辛く
疲労感や苛立ちで笑顔も少なくなりました。

こんな苦しい状況から抜け出す
ヒントとなったのは
タイ僧のプラユキさんのお話

子育てによくある反応が
仏教の三毒に共通するというのです。

過干渉=(貪・とん
虐待=(瞋・じん
ネグレクト=(痴・ち

この三つのワードをみたら
そこまではさすがにないない~
と思っちゃうけれど

こうしろと子どもに求めすぎたり(貪・とん
イライラして怒ったり(瞋・じん
もう、し~らない、と放っておいたり(痴・ち

などと言い換えてみると子育てでは
よくある行動パターンだと思いませんか?

私なんて、今回の次女の件で
全ての反応をしてましたからね。

反応(無自覚)ではなく
対応(自覚的)とすることが大切と
プラユキさんはおっしゃっていました。

子育てにおける対応とは
子どもの感情そのままに
それに対する親の反応そのままに

気づき
そしてそれらを受け入れて
(良し悪しの判断はしない)
理解をする
(こうしてほしかったのだを知る)
ということになります。

私の場合
次女の感情に気づき、受けとめるどころか
「こんな方法は通用しないよ」
「ちゃんと言葉で伝えるべきだよ」
と条件つきでみていたようです。

子どもの感情に
条件をつける必要はない
無条件でそのままでいいんだよ。

ほんとにそうですね。

自分の心もそうですよね。
受け入れてもらえなければ
満たされない思いになる。
自分だけよければなんてことはないはず。

自分の気持ちは
そのまま気づいてあげましょうなんて言いながらも
娘の感情は受け入れられないなんて
そんなことをしていた自分に
ようやく気がついて次女に謝りました。

次女は、そのままの自分を受け入れてもらえず
私に言われたとおりにしようとしても
そうできない自分に葛藤していたようです。

それから少しして、ひっくり返った次女の横で
「ひっくり返っている次女ちゃんもOK」
「さっと手を出せずに辛いと思う私もOK」
とつぶやいていたら、
ひっくり返っていた次女がむっくり起き上がりました。

私が辛さを隠して、抱っこするよと言っても
なかなか起き上がらなかった次女が。

気持ちを受け入れたことで
そこではじめて
こうあってほしいという願いを
実現させることができるようになるのですね。

あるがままに受け入れていく
様々な気持ちも「OK~」なんだよ。
プラユキさんがいつもおっしゃっていること。

今回の私のように子どもとのやりとりで
いつも同じパターンから抜け出せない
そんなクセがあったとしても
それをありのままに気づき
理解をしていくことで
状況を抜け出すことはできるということです。

皆さんは、子育てにおける三毒の反応で
苦しんでいませんか?
少しでも楽になるヒントになりますように。

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